広島旅行最終日。
昨日の夕飯は悔しい思いをしたけど、朝ご飯は絶対に食べてみせる!!と意気込み、朝早く起きて支度を済ませる。準備に時間かかるの私だけなので男子たちはギリギリまで爆睡。
昨日はたくさんの人でにぎわっていたセンター街も、朝は静か。近所に住んでいるであろう犬の散歩をしている人とすれ違うくらいである。

岡村春子商店-魚春
朝7時から営業している、80年も続いている鮮魚店が営む食堂。旅行前から「ここで朝食を食べたい!!」と夫にアピールして楽しみにしていたので、お店が見えてきて大興奮。
7時30分頃の時点で店内は満席、待ち1組という状況。名簿に名前を書いて待つ。目の前が海なので海を見ながら待っていたらあっという間に呼ばれた。

朝ごはんを注文。

こんな風に一日の始まりを迎えられるなんて、まさに理想の朝。席に運ばれてきた定食は、見た瞬間に心がほぐれるような素朴さと温かみがあって、それだけで嬉しくなる。子連れでの旅行はバタバタしがちだけど、こういう「ホッとできる時間」があると救われる。
…なんて、そんな余韻に浸る暇はなく。隣には我が家の怪獣がいるので、サッと写真を撮り(ピント合ってない)おかずを分け与えつつ、満腹になっていたずらされる前に食べきる。
ゆっくりと3人でご飯を味わえる日が待ち遠しいな。
パン屋 航路
宿に戻る道でおしゃれなパン屋さんを発見。

小腹すいた時に食べようとベーグルを購入。
このパン屋さんの近くにある広場(尾道商業会議所記念館広場)がとてもおすすめ。人工芝スペースは小山のように盛り上がっているので、子供たちが上ったり下りたり、転がったりして遊んでた。暑い時期だからか、ミストが吹き出す装置もあって子供たちが大はしゃぎ。綺麗な公衆トイレもあるので尾道観光時にすごく助かった。

宿に戻り、いよいよ帰る準備。楽しかった旅も、とうとう終わりの時間が近づいてきた。
スーツケースを開き、少しずつ荷物を詰めながら、「ああ、本当に終わっちゃうんだな…」と、胸の奥にじんわりとした寂しさが広がっていく。
あんなに楽しみにしていた旅行なのに、始まってしまえばあっという間。もっとゆっくり味わいたかったな…なんて思いながら、名残惜しさを噛みしめつつパッキングを続けた。
ありがとう、尾道の風景。ありがとう、広島の美味しいごはんと、あたたかい人たち。
この数日間だけで、心の引き出しがたくさん増えた気がする。
きっとまた来る。また今度は、もう少し涼しい季節に。違う表情の広島を味わいに。
そう思いながら、最後のチャックを閉めた。



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