夫さん「クリームチーズを大量に消費する料理ってある?」
この一言で私は悟った。
冷蔵庫にあったクリームチーズの賞味期限が近いor切れているのだな、と。
私「・・・チーズケーキとか?」
かくして夫さんのチーズケーキづくりが幕を開けた。
個人的にお菓子作りはとてもハードルが高い。分量を正確に量らないと失敗するし、洗い物が多くなる(イメージ)。
普段の料理担当は私だけど、そんな大層なものは作れないからいつも「名もなき炒め物」や「なんか色々煮込んだやつ」という料理が食卓に並ぶ。
レシピを見て料理する時だって、できるだけ洗い物を増やしたくないからまず調味料に計量スプーンを使わない。小さじ?パッて感じね。大さじ?パッパッパッて感じね!と思いながら適当に入れている。
大丈夫。おなかを壊さなければ。
夫は真逆で、レシピ通りの手順でレシピ通りの分量で調理していくタイプ。なのでとても料理はおいしい。(洗い物は多いけど…)
手作りチーズケーキ
話は戻るが、最初の会話から二日後、仕事から帰って冷蔵庫を開けると中にはチーズケーキが冷やされていた。有言実行の夫である。冷蔵庫で冷えたチーズケーキは、見た目も香りも「ちゃんとスイーツ」だった。
普段はお菓子作りなんてしない夫だけど、こういうときの集中力と再現力には脱帽する。
「すごい…ちゃんとチーズケーキだ…」って思わず言ったら、「レシピ通りにやっただけだよ」と、当然のように返された。そうだね、でもそれが難しいんですよ。

でもやっぱり、ちゃんと手間ひまかけて作った料理は、それだけで気持ちが違う。
見た目が整っていて、ちゃんと味が決まっていて、しかも「レシピ通り」ってだけで妙な安心感がある。
私の「パッパッパッ方式」も嫌いじゃないけど、たまにはちゃんと、計量スプーンを使ってみるのもいいのかもしれない。
いや、使ってみよう。と、チーズケーキを食べながら思ったのでした。
こうして無事使い切った大容量のクリームチーズ。
その数日後にまたコストコで同じ物を購入したので、今度は計画的に少しずつ使って行こうと思う。
…使い切れなかったら、またよろしくね、夫さん。
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